「MAKERS 21世紀の産業革命が始まる」

2017年7月13日

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またまたクリス・アンダーソンの著書です!
生産手段の民主化で生じてくる世界がどんなものなのかが描かれています。

カール・マルクスの「資本論」では、資本主義の世界において、生産手段を持たない人は、資本家に労働を売る以外に生計を立てる方法がないため、資本家に搾取され、支配されると述べられていました。
けれども、21世紀の現在、人々はクレジットカードの支払いの範囲で生産手段を手に入れることができるというのです。3D プリンタや CNC、レーザーカッターを使うと、自宅でモノを自動的に作ることができるようになったからです。
また、インターネット上に自ら専用サイトを置いて、ロングテール(非常に多様性のある需要)商品を個人で販売することも可能です。
つまり、商品やサービスのアイデアとクレジットカード、およびネット環境があれば、起業できてしまうということなんですね。

確かに、家庭用の3Dプリンターは品質が荒く、それほど良くないという意見もあります。
ただ、まだ黎明期ですし、品質が高上するのに、それほど時間を必要としないでしょう。
パソコンが出回り始めた時のドットプリンターがそうであったように、今のところ3Dプリンターも大手メーカーの脅威とはなっていません。

もちろん、ヒット商品が全くなくなり、大量生産品が売れなくなってしまうということではありません。大手メーカーならではの強味として、規模による安価な商品やサービスの提供、安全性の保証へのニーズにも応えられるということがありますから。
たぶん、バンダイやガンダムはなくならないし、レゴも生き残り続けるでしょう。
それでも、ガンプラのオリジナルパーツが作りやすくなって、素人がカスタマイズしたガンプラを容易に作れる時代になったのです。
とてもニッチなロングテール商品も手に入れられるようになったので、消費者にも選択肢が大幅に増えてきているのですね。

 


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