「ロングテール『売れない商品』を宝の山に変える新戦略」

2017年7月13日

ロングテールって何?_001
現在は、インターネットの普及により、商品を置くネット上のスペースは無限となりました。以前なら日の目を見ることがなかったようなニッチな商品であっても、アイテムが多数集まると、売り上げの一役を担うことできるような状況になりました。このことをロングテールと呼びます。

2006年に出版されたクリス・アンダーソンのベストセラー本「ロングテール『売れない商品』を宝の山に変える新戦略」は、ネット時代を生きる方向性を今も示してくれています。

ロングテールは物販の商品に限った話ではありません。
コンテンツの在り方にもロングテールが現れています。
インターネットが普及する前は、コンテンツの発表の場が TV やラジオ、劇場、新聞、雑誌などで、限られた人にしか発表の機会はありませんでした。
しかし、パソコンとインターネットが発達し、制作コストは下がって発表の場が無限に広がり、誰でもコンテンツを制作・発表できるようになりました。

ネイティブインターネット世代は、好みが細分化されたコンテンツを消費することが習慣になっていますし、単なる消費者ではなく何かしらの発信力を持っています。
ですから、ネット時代のクリエイターには、ヒット作だけを目指す旧来の商品の作り方ではなく、ニッチなアイテムもたくさん提供できる多様性が求められています。
ヒット作に頼らなくても、ニッチなコンテンツのアイテム総数が多ければ、人々の注目総数を大きくすることができるからです。

また、消費者はクリエイターでもありますから、創作欲求も満たす必要があるでしょう。
PC の普及で制作手法の民主化は進んでいますので、表現の場の提供も重要な事柄です。

消費者とクリエイターの境界線が曖昧になり、無限のロングテールを形成しているのです。

不足時代の発想をしているために犯しやすい勘違い (P212より)

みんなスターになりたがっている。
みんな金のためにやっている。
売れなければ失敗。
成功とは大衆受けすること。
DVDでしか観てもらえない作品は二流。
自費出版本はクズ。
インデペンデント系とはプロ失格のこと。
アマチュアは未熟の別名。
売れないのは質が悪いから。
いいものなら売れるはずだ。

こういった勘違いの心当たりが、ボクにもいくつかありました。
ですがこの本は、羅針盤のようにボクの思考の方向性を正してくれました。
機会があれば、是非ご一読をおススメします。


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